平成30年度財務省人事の感想
平成30年度財務省人事がようやく決着がついた。
財務事務次官・岡本薫明(S58)
国税庁長官・藤井健志(S60)
財務官・浅川雅嗣(S56)
主計局長・太田充(S58)
主税局長・星野次彦(S58)
理財局長・可部哲生(S60)
国際局長・武内良樹(S58)
関税局長・中江元哉(S59)
大臣官房長・矢野康治(S60)
大臣官房総括審議官・茶谷栄治(S61)
主計局次長(筆頭)・神田眞人(S62)
主計局次長(次席)・阪田渉(S63)
主計局次長(末席)・宇波弘貴(H1)
横浜税関長・大鹿行宏(S61)
内閣総理大臣秘書官・新川浩嗣(S62)
ようやく決着のついた財務省人事。星野次官だの浅川次官だの言われて最終的には大本命のシゲーリン様が次官に。主計局長も理財局長としてよく戦った太田充が就任でまあ妥当だろう。
星野主税局長留任は岡本次官、太田主計局長のスペアなんだろうけど、S60組の藤井健志国税庁長官になったから来年どうなるのか?内閣官房副長官補(内政担当)あたりになるのかね。
S60組は藤井氏は国税庁長官で一上がりとして、H31人事で可部理財局長と矢野大臣官房長のどちらが主計局長になるか面白そう。個人的には可部主計局長、矢野主税局長と予想。
S61組は完全に白黒ついた感じ。エースの茶谷氏が大臣官房総括審議官で次官候補として着実に歩を進めている。悲惨なのは横浜税関長に飛ばされた前主計局次長の大鹿行宏氏。藤井健志大佐ばりのパワハラキャラで中佐とか呼ばれてたがこのままさよならだろう。こんな悲惨な人事内示受けた時の大鹿氏はどんな顔をしていたのだろうか。
主計局次長は順当に、阪田渉国際局担当審議官、宇波弘貴大臣官房総合政策課長が就任。阪田氏は総務課担当主計官、宇波氏は厚生労働係担当主計官をやっており、主計畑のエースだから順当。
内閣総理大臣秘書官には新川浩嗣主税局担当審議官が就任。大臣官房文書課長、主計局総務課長、公共事業総括係担当主計官などを歴任しており、S62のエースといえる人物。安倍内閣最後の3年勤めあげて、大臣官房長か主計局長を目指したいところ。
そして今回一番驚いたのが、内閣総理大臣秘書官から関税局長に飛ばされ・・・いや戻ってきた中江元哉氏。大鹿氏ばりに悲惨。6年近く安倍総理に仕えてこの仕打ちってすごいね。仕事できない、使えないとか言われてたにしても、第1次安倍内閣で秘書官だった田中一穂元財務事務次官に比べて扱い酷すぎない?H31人事で国税庁長官とか主税局長になれればいいけどS60組、S61組もいるし下手したら来年退官かもね。
H31人事予想
財務事務次官・太田充(S58)
国税庁長官・星野次彦(S58)
財務官・武内良樹(S58)
主計局長・可部哲生(S60)
主税局長・矢野康治(S60)
理財局長・田島淳志(S61)
国際局長・岡村健司(S60)
大臣官房長・茶谷栄治(S61)
大臣官房総括審議官・神田眞人(S62)
こんな感じでH31予想はしておきます。